メンフィスの町の明かりも見たし
そして、コモドアホテルも見た
そして街灯の下で南部のカワイコちゃんに会った
そうさ、その子は俺を河辺に連れて行き、俺に呪文をかけたのさ
南部の月明りの下、その子はいい声でうたを歌った
「あんたが私のディキシー・チキンになるなら 、
私はあなたのテネシー・ラムになったげる
そしたら二人で、ディキシーランドを歩きましょ
ディキシーランドを歩きましょ」
俺たちは酒場を全部巡り、俺の金はワインのように流れて行った
そしてあの強い南部のウィスキーのせいで、俺の頭はぼんやりしてきた
だから、教会の鐘を鳴らしたのも、払った金額も覚えてない
白いフェンスに囲まれて入り口まで小径のある家を、町はずれに買うのにね
しかし、よく覚えているのはあの子が声を張り上げてうたってた歌
一緒に過ごした夜、俺の名前を呼ぶ声
「あんたが私のディキシー・チキンになるなら、
私はあなたのテネシー・ラムになったげる
そしたら二人で、ディキシーランドを歩きましょ
ディキシーランドを歩きましょ」
あの子が去って はや一年
あのギター弾きが相手だな
あの子は一緒に歌うのが好きだった
気軽にいつも歌っていた
そしてある日コモドアホテルのロビーで
あの子を良く知っているというバーテンに会った
俺に酒を出しながら鼻歌を歌い出した
そしたらそこにいた野郎どもがみんな、声を合わせて歌い始めた
「あんたが私のディキシー・チキンになるなら、
私はあなたのテネシー・ラムになったげる
そしたら二人で、ディキシーランドを歩きましょ
ディキシーランドを歩きましょ」
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