Nick Drake

SYCO訳

the Blossom
Cello song
Hazey Jane I
Man in Shed
Northern Sky
Poor Boy
River Man
Saturday Sun
Time Has Told Me
Time of No Reply
Voices
Way to Blue


Northern Sky

こんなに激しく魔力を感じるのは初めて
色々な月を見ることも海の意味を知ることもなかった
手のひらで感情を握りしめることも
木の上で心地よい風を感じたこともなかった
でも今、あなたはここにいて
僕の北の空を明るく照らしてくれる

僕は長い間待っていた
長い間流されるままだった
長い間、知っている人たちの中を
彷徨っていた
あぁ、君は僕に新たに真っ直ぐ
物事を見させてくれるのだろうか

僕の財産のために愛してくれる?
僕の精神のために愛してくれる?
冬の間、僕を愛してくれる?
死ぬまで愛してくれる?
あぁ、君はその笛を
高らかに吹いてくれるのだろうか

こんなに激しく魔力を感じるのは初めてだ
色々な月を見ることも海の意味を知ることもなかった
手のひらで感情を握りしめることも
木の上で心地よい風を感じたこともなかった
でも今、あなたはここにいて
僕の北の空を明るく照らしてくれる


Time Has Told Me

時が教えてくれた
君はとってもとっても貴重な存在
困難を持った心に
問題のある療法

そして時は教えてくれた
これ以上望むなと
いつか海原は
岸を見つけるだろうから

だから僕は離れよう
僕のなりたくないものにならせようとする考えから
僕は離れよう
愛せないものを愛そうとする考えから

時は教えてくれた
おまえは夜明けにやって来た
足跡を残さない魂
棘の無いバラ

涙を流し言い訳をして
自分の困難に終止符が打てるなど
絶対にないと
人に言われた

そして時は教えてくれるだろう
じっと待ち続け
全てさらけ出せるまで
努力することを

だから僕は離れよう
僕のなりたくないものにならせようとする考えから
僕は離れよう
愛せないものを愛そうとする考えから


Voices

山からの声
そして海からの声
僕の家の周り声
そして僕を呼ぶ声
友よ、友よ、教えてくれ
愛を込めて教えてくれ
それはどこで、どこで、終わるのか、
頭上からの声

波の上の音
木の中の音
田舎の小径の音
自由になれると言ってくれ
群衆よ 群衆よ 教えてくれ
もう一度教えてくれ
大声で 大声で 教えてくれ
これは雨音

山腹から聞こえるメロディ
光でいっぱいのメロディ
朝のフルートの音
そして夜の鐘の音
また一戦があることも
スコアも知っている
僕の名前 僕の名前も知っている
でもこのメロディはそれに勝る
山からの声

そして海からの声
僕の家の周り声
そして僕を呼ぶ声
友よ、友よ、教えてくれ
愛を込めて教えてくれ
それはどこで、どこで、終わるのか、
頭上からの声


Saturday Sun

土曜日の太陽がある朝早くやって来た
空は青く澄み渡り
土曜日の太陽は警告も無くやって来た
誰もどうしていいかわからなかった
土曜日の太陽は
生涯日の目を見なかった人たちの顔を運んできた
でも僕は彼らのことを思い出すと
みんな自分の道においては長けていたはずだ 
自分の道においては
自分の道においては
土曜日の太陽は今日、僕の所にはやってこない

理屈と詩を含む話について考える
僕の頭の中を駆け巡る
それぞれの季節にいた人々についても考える
幾度も幾度もやってくる
そしてまた来る
そしてまた来る
でも土曜日の太陽は日曜日の雨に変わった


Man in a Shed

あるところに、掘立小屋に住んでいる男が居た
変わり者で通っていた 
男の小屋は雨漏りが酷くって
あれじゃあ、誰でも気がふれると言われてた
雨が降ると
男の気分は悪くなり 
雪が降るとただひたすら悲しんでいた

その近くに少女が住んでいた
男は少女を見るといつもただ溜息をつくだけだ
少女は大邸宅に住んでいて
それは男にとっては別世界だった
それで男は少女に頼んだ
掘立小屋を直してくれないかと
少女は言った 「ごめんなさい、別な友だちを捜してね」

実は、この物語はそんなに新しくはないんだけど
でもこの男はぼくで、そうだよ、少女はきみのこと
だから君の家からぼくの小屋においでよ
お願いだから、僕の頭に雨が降るのを止めて
お願いだから、僕が君にそぐわないなどと
考えるのは止めて
掘立小屋は、君が思うほど悪くないってことがわかるからさ


Way to Blue

どうすればよかったのか君は話してくれないのかい
太陽の見つけ方を聞いたことはないかい
知っているこ全て教えてよ
見せるべきものを見せてよ
もしブルーになり方を知っていたら
ここに来て教えてくれないかい?

そよ風が息づく大地を見たことがないかい
木々の間から漏れる光を理解したことはあるかい
君が知ってること全て教えてよ
見せるべきものを見せてよ
もしブルーになり方を知っていたら
今僕らに教えてくれないかい?

過去の中から、自分の言葉を捜して
見つけたものを僕らに教えてよ
僕らは盲目になって希望を持って
門の前で待っているから

知っていることをすべて思い出せるかい
灯がある時は
君は決して転んだりしないんだろう?
君が知っていることをすべて教えてくれないかい?
見せるべきものを見せて欲しい
もしブルーになり方を知っていたら
ここに来て教えて欲しい


River Man

ベティ―が
今の時代と 落ち葉について
ひと言話したいと
やって来た

彼女はニュースは聞いていない
負ける選択を
する暇は無いと言う
でも彼女は信じている

河の男に会いに行こう
ライラックの季節の
僕の計画を 力の限り
告げに行こう

もし彼の河が流れる様子や
夏の夜通し続くショーについて
知っていることをすべて
僕に伝えてくれるなら

ベティーは今日祈ったと言った
空が全てを吹き消してくれるように
もしくは留めてくれるようにと
彼女自身もよくわからない

彼女が再び自分の心を呼び戻し
夏の雨のことを考えた時
痛みが消えた
そして、そのまま続けた

河の男に会いに行こう
自由な気持ちを
禁ずるものについて 力の限り
告げに行こう

もし彼の河が流れる様子を
全て僕に伝えてくれるとしても
たぶんそれは僕にとって
あまり意味を持たないんじゃないか

あぁ、それはやってきて去っていく
あぁ、それはやってきて去っていく


Time Has Told Me

時が教えてくれた
君はとってもとっても貴重な存在
困難を持った心に
問題のある療法

そして時は教えてくれた
これ以上望むなと
いつか海原は
岸を見つけるだろうから

だから僕は離れよう
僕のなりたくないものにならせようとする考えから
僕は離れよう
愛せないものを愛そうとする考えから


時は教えてくれた
おまえは夜明けにやって来た
足跡を残さない魂
棘の無いバラ

涙を流し言い訳をして
自分の困難に終止符が打てるなど
絶対にないと
人に言われた

そして時は教えてくれるだろう
じっと待ち続け
全てさらけ出せるまで
努力することを

だから僕は離れよう
僕のなりたくないものにならせようとする考えから
僕は離れよう
愛せないものを愛そうとする考えから


the Blossom

暗い冬の日々は全て終わった
木に花が咲き君を運んでくる
雲が晴れて
僕は知っている
君と花に通り道を作ってくれたわけを

季節がまた移りかわる
四月の雨が降ったり止んだり
木が息を吹き返し
ハチが巣から出てきて
君と花に会いに来る.

みんなは太陽と一緒に
笑ったり、微笑んだり
夏が来るのを感じるんだね

日に日に暖かくなり
日も長くなる
春が去って夏になる
本当にいい感じ
サイダーやワインがたくさん
でも君は花と一緒に行くんだね

春が再び来ると僕はまた眺めて
もう一人の花の友達を見つける
新しい何かを
見つけるまで
僕はただ君と花のことを思うんだ
君のことを思うんだ…


Hazey Jane I

君は自分の出身をのろったり
真夜中に罵りの言葉を吐いたりするの?
僕がやさしくなっても、
それは君にとって意味のあること?
今自分がしてることが好き?
もっと続けたいと思う?
それともちょっと手を休めて
何のためにやるのかを考えてみたら?
ゆっくり行こうよ、ジェーン、筋を通して
ゆっくり、ゆっくり、ジェーン、垣根を越えて

自分を過ぎてしまったことの
残飯のように感じてる?
周りの移り変わりが
ちょっと早すぎるって思う?
喉の渇きを癒す新しい術を
見つけたいと望んでるの?
どん底から這い上がる
新しい術を見つけたいと願っているの?
ゆっくり行こうよ、ジェーン、僕に任せて
ゆっくり、ゆっくり、ジェーン 僕らは動き出した

自分のためにやるんだ
いつかは僕のために同じ事をしてくれるのは判ってるから
だから正直になって
君のぼんやりしたやり方でもいいから

鏡を見ずとも
自分が動いてるのが判る?
もし新しい男を見つけたばかりだとしたら
その男は僕に似ている?
全てが混乱している?
信じられないこと?
冬が来たら
サインをして去ることが出来る?
ゆっくり行こうよ、ジェーン、虚構を生きよう
ゆっくり、ゆっくり、ジェーン、通り過ぎよう


Cello song


きみの目を持つ、知らない顔
とても青白く、偽りが無い
そこには、良く解っているきみがいる
恐れるものなど何も無い
若い時に抱いた夢を追い
人生を語る
湧き出る泉のほとりで

夜の寒気の中では
きみははかなくみえる
感情という兵士達が
戦いに出かける時間
地面が自らの墓場に沈んで行く時
きみは空に向かって帆を掲げる
波に乗る

だから、ぼくが今生きている
この過酷な世界は忘れよう
ただここに座って
歌をうたって待とう
そしていつか人込みの中のぼくを、見つけて欲しい
そして手を差し伸べてぼくを引き上げてほしい
きみのいる雲の上に




Poor Boy


(1)
パンのために歌った事も無いし
隣人を助けた事も無い
お金を稼ぐために普通
人がするような事は、したためしが無い

僕は一文無し
おまけに宿無し
誰かの小銭を数えても
それは僕には関係の無い物
年だけは取っていく

どんなに寒い思いをしているか
知るものは誰もいない
どんなに膝を震わせているかも
見るものは誰もいない
僕の苦しい生活に
気を留めるものは誰もいない
そして僕が誰かの敷居をまたぐなら
もう誰も笑いかけてはくれない

(コーラス)
あぁ、なんて可哀相な子
とても気の毒だわ
あぁ、なんて可哀相な子
体は大丈夫なのかしら

今夜はどこで眠るのかしらと
毎日誰かがいうだろう

(2)
何処から来たのかも判らない
忘れられてしまった
何処で生まれたのかも
聞かれたことも無い

僕は一文無し
そして放浪者
僕の言うことは
日曜が月曜に変わることよりも
奇妙に聞こえるだろう

風がどんなに冷たいか
知るものは誰もいない
かかとが擦り切れる痛さを
感じるものは誰もいない
頭上に広がる空を
見るものは誰もいない
ずきずきする頭を
地面に伏せるものは誰もいない

(コーラス)
あぁ、なんて可哀相な子
将来が心配だわ
あぁ、なんて可哀相な子
結婚できるのかしら

あの子は格好は貧しいけど
君が花嫁衣裳を着れば
きっと結婚を承諾してくれる



Time of No Reply


夏が終って、暑さが退く
秋が金の冠をかぶる
僕は後ろを振り返り、ため息を一つ吐く
でも今は、応えのない季節


日が沈んでみんな家に帰る
道端に一人ぽつんと残される
通る人に声を掛けても
今は応えのない季節

応えのない季節が、僕を引き止める
出会いもなければ別れもない
逃げるなんてとんでもない

丘の上の木々は何も言わない
夢も話さないで、仕舞っておく
だから木々はあそこに立ってぼんやり考える
今は応えのない季節

一年一年と、月日は流れ
誰もなぜ僕はそこに立ったままなのか聞きもしない
でも空を見て僕は答える
今は応えのない季節

応えのない季節が、僕を引き止める
出会いもなければ別れもない
逃げるなんてとんでもない.